エゴとはどういう意味?エゴの使い方や親のエゴについても解説!

性格

皆さんはエゴという言葉を聞いたことがありますか?

エゴというのは哲学や精神分析学で使われる概念なのですが、日常的にもよく使われる言葉です。

よく親のエゴなんて使い方をしますがしっかりと正しい意味を理解できていますか?

日本語で言うと利己主義ですが、何だか難しくて意味がよく分からない、という人も多いかと思います。

しかしエゴというのは今のこの時代においてそこらじゅうに溢れているものであり、世の中や社会の仕組みを理解する上で役に立つ概念なんですよ。

ぜひ、この機会にエゴの正しい意味や使い方をマスターしてみましょう。

エゴの意味

エゴというのはエゴイズムの略であり、日本語でいうと利己主義となります。

では利己主義とはどういう意味かというと、辞書には「一般に自己の欲望の充足と利益の追求をもっぱらとする否定的な態度」とあります。

もっと分かりやすく言えば、「自分のことしか考えてない」ということです。

自分のことしか考えず、他人の迷惑などは一切考えない態度のことをエゴと言うんですね。

基本的には悪い意味で使われることが多い言葉だと思います。

具体例を挙げると、例えば好きな人とメールしてたとします。

ですが相手は明らかにメールに乗り気ではなく冷たい態度を取っています。

そんなとき、本当に相手のことを考えるのであれば、「メールしたくないんだな」と察してメールしないようにしますよね。

ですが多くの人は好きな人とメールしたいので、そのままメールを送り続けるのです。

これは自分のことしか考えていない行動であり、いわばエゴですよね。

このようにエゴを押し続けることは相手にとっても負担であり嫌われる原因にもなります。

もし好きな人を手に入れたいのであれば自分の気持ちをぶつけるばかりでなく、相手から追いかけてくるように持っていくことも有効です。

親のエゴとは?

よく耳にする親のエゴとはどういう意味なのでしょうか。

よく親が子供に習い事をやらせることがありますね。

もちろん子供が自分から習わせてほしいとお願いしたのなら良いのですが、子供が嫌がっているのに無理やり習い事をさせている場合も多いです。

親としては子供のために習わせているつもりなのでしょうが、子供の意志を尊重していない時点で、親の考えを優先させています。

子供も本当は習い事を辞めたいのに、親に怒られるのがイヤで仕方なく続けている場合もあるでしょう。

このように親の都合を優先させるようなやり方を親のエゴと言います。

もちろん、親のエゴを押し付けるような育て方をすれば子供は不幸になるでしょう。

自分の本当の気持ちを抑えつけられて子供が健やかに育つはずがありません。

本当にやりたいことをさせてもらえなかった結果、心は歪み、時には非行に走ってしまうこともあるのです。

人間はみんなエゴの塊

エゴというのは自分の都合を何より優先することを言います。

こう聞くとなんて性格の悪い人なんだろう、と思いますよね。

ですが、実は人間を含む全ての動物はエゴの塊と言っても過言ではないのです。

自分のことを第一に考え、他人に勝たなければこの世界を生き抜くことはできません。

もしも人間が自己犠牲ばかりで自分のことを考えなければ人間は絶滅してしまいます。

人間というのは聖人ではないので、多かれ少なかれ誰でもエゴの塊なのです。

ただそうは言っても、全員が自分の都合しか考えなかったらこの世界は成立しません。

日本が平和な国なのは、国民が理性によってエゴをある程度抑えて、秩序を乱さないようにしているからです。

しかし稀に自分のエゴを抑えられず他人に迷惑をかける人がいますね。

例えば一方的な好意を他人に押し付けた結果、ストーカー行為に走る人など。

そういう人を減らすための抑止力として、法律というものが存在しているわけです。

人間はエゴの塊なのですが、人々が他人に危害を加えないように、国は法律を作ることで調整しているんですね。

エゴの具体的な例

ここまでエゴの意味について解説してきました。

エゴという言葉がどんな意味を持つのか大体理解できたのではないかと思います。

では、具体的には一体どんな行動がエゴになるのでしょうか?

ここからは身の回りに一体どんなエゴが存在しているのか見ていきましょう。

ペットを飼う

人間は古来より犬や猫を飼って生活しています。

特に犬は人間が初めて飼育した動物であり、その歴史は40万年前の旧石器時代までさかのぼります。

日本人が犬を飼い始めたのはおよそ7000年前の縄文時代からと言われています。

現在はペットとしてだけではなく警察犬や盲導犬など、生活に欠かせない存在となっていますね。

さらに最近はペットブームが到来していて、犬や猫を飼う人が増えています。

知人から愛犬の写真付きの年賀状を貰ったことがある人も多いのではないでしょうか。

しかしペットを飼うということも、人間のエゴであると言われています。

何故かというと、人間がペットを飼うのは、その動物に癒されたいという人間の勝手な都合によるものだからです。

もしかしたら動物にとっては人間と一緒に暮らさない方が幸せになれるかもしれません。

しかし可愛い動物の愛くるしい姿を見るとどうしても飼いたくなり、ペットにしてしまうのです。

さらにペットを愛するあまり、ペットに可愛らしい洋服を着せたりすることもありますね。

ペットは嫌がっているのに無理やり着せて「可愛い~」などと愛でるのはエゴ以外の何者でもないでしょう。

そしてペット用の可愛い動物を人工的に作るため、品種改良や繁殖を行うこともありますね。

ネコの中で最も人気のある品種であるスコティッシュフォールドも、折れ耳猫を作るための品種改良によって生まれた品種です。

このような人間の趣味嗜好に合わせた品種改良は人間の都合によるものであり、まさに人間のエゴが生んだものだと言えるでしょう。

子供を作る

子供というのはとても可愛い存在であり、いつか自分の子供が欲しいと思っている女性も多いですよね。

とある調査によると、日本人女性の60%は自分の子供が欲しいと答えたそうです。

つまり日本人女性の半分以上は子供が欲しいと思っているんですね。

ですが子供を作るという行為も親のエゴです。

なぜなら生まれる子供の意見は尊重せず、自分の幸せのために子供を生むからです。

子供が生まれれば好きな人と一緒にいられるとか、子供好きだから生むというのは、親の勝手な都合に過ぎません。

また、貧乏なのに子供を作ることも親のエゴです。

人生というのはほとんどが育った環境によって決まると言っても過言ではありません。

貧乏な家に生まれると自分がやりたいこともロクにさせてもらえず、苦労の多い人生になることは間違いありません。

中には働きながら学校に通う苦学生と言われる人達もいますね。

もし裕福な家に生まれればそんな苦労もしなかったはずで、貧乏なのに無計画に子供を生むことは子供を不幸にさせてしまう原因となるのです。

また、子供に変な名前をつける、いわゆるキラキラネームというものが流行っていますが、これも親のエゴです。

キラキラネームが原因で学校でいじめられる場合もありますし、就職でも不利になりやすいというデメリットがあります。

将来起こりえる弊害を考慮せずに安易にキラキラネームをつける親は、子供の気持ちや将来のことなんて全く考えていないエゴの塊なのです。

環境破壊

人間は古くから豊かで便利な生活を手に入れるため、様々なものを発明しました。

車が発明されたことで移動が楽になりましたし、エアコンの発明によっていつでも快適な室温に設定できるようになりました。

しかしこのような快適な暮らしを手に入れたことで、地球温暖化など多くの環境問題を生み出しました。

快適な暮らしを維持するためには大量のエネルギーが必要であり、資源の無駄遣い、ゴミ問題といった環境破壊の原因となります。

さらに温暖化が進むことで、野生動物や生態系にも悪影響が出ています。

例えばホッキョクグマも絶滅の危険に晒されていますが、これは温暖化によって北極海の氷が溶けて生息する場所がなくなるからです。

このように人間が自分たちの都合で便利な社会を追い求めた結果、自然が壊され野生動物の数もどんどん減っているのです。

さらに人間は自分たちで環境を破壊しているにも関わらず、絶滅危惧種が絶滅してしまわないように保護したりもします。

全ては人間の自分勝手なわがままによるものです。

人間の勝手なエゴによって、自然界のバランスはどんどん壊されているのです。

恋愛におけるエゴ

あなたは好きな人に対して、自分のエゴを押し付けていませんか?

恋愛というのは自分のエゴと向き合うことでもあります。

自分の欲望を満たすことが本当の愛ではありません。

ここからは恋愛におけるエゴというものを具体的にご紹介します。

以下に紹介するような行動を取っている場合は相手にとって負担になる可能性があるので気をつけましょう。

束縛は本当の愛ではない

恋人に対して執拗にラインしたりSNSを監視したりと、相手を束縛する行動を取る人がいますね。

これは相手を愛するあまりに他人に取られたくないという気持ちが強くなり、執拗に相手の行動をチェックしてしまうのです。

しかしこれは本当の愛ではなくて、自分の気持ちを上手くコントロールできていない証拠。

別れたくない気持ちが強すぎて独占欲が押さえられなくなっている状態です。

相手には相手の人生があり、異性を含め他の友達と遊びたいことだってあるでしょう。

恋人の全てのわがままを受け入れられる人なんていません。

他の人に取られたくない気持ちは分かりますが、相手を自分の思い通りにしようというのはただのわがままです。

恋人は自分の所有物ではないのです。

そして行動を監視してしまうのは相手を信じていないからであり、自分に自信がないからです。

束縛とは一方的な愛であり自分の理想を相手に押し付けているだけに過ぎないのです。

恋愛は下心があるのが当たり前

下心はない人間というのは存在しませんが、恋愛も結局はお互いの下心を満たすためのものです。

男女の友情がほとんど成立しないのは、下心があるからなんですね。

お互いに下心がない純愛なんて、恋愛ドラマの中だけの綺麗ごとに過ぎません。

現実の恋愛はもっとエゴに満ちた汚いものです。

人は下心という、自分自身の欲望を満たすために恋愛をするのです。

ですから究極的に言えば恋愛は自分のためにするものなんですね。

もちろん露骨に下心丸出しでは相手に引かれてしまうのでほとんどの人は隠していますが、生きていれば誰だって自分の欲望を満たしたいのは当たり前です。

なのでもし恋愛に発展するきっかけが下心だったとしても、それは恥じることではなく自然なことなのです。

復縁を申し込むのはエゴ

別れてしまった恋人がどうしても忘れられず、復縁を申し込もうとする人がいます。

付き合ってたときは分からなかったけど、いざ離れてみるとその大切さを改めて実感したりしますよね。

今までの楽しかった思い出が蘇ってきたりして辛いと思います。

しかしこのような復縁願望は相手の気持ちを無視したわがままなのです。

別れたあとは相手も既に新しい人生を歩み始めています。

なのに未練たらしく復縁を申し込むのは相手にとっても迷惑なことであることが多いでしょう。

確かに本当に好きな相手から別れを告げられるのは辛いことです。

しかし本当に相手の幸せを願うのであれば潔く身を引いて諦めるべきです。

中には復縁願望が強すぎてストーカー化してしまう人もいますが、そのようなことをしても相手が傷つくだけです。

とある調査によると、復縁を経験したことがある人は全体の2割以下なのだそうです。

つまりほとんどの場合、復縁はできないのです。

別れてしまった場合は潔く諦めましょう。

エゴサーチとはどういう意味?

近年ではSNSが発展したこともあり、情報の拡散スピードがどんどん速くなっています。

ちょっとしたことでもすぐに炎上してしまったり叩かれたりする時代ですよね。

そして最近エゴサーチという言葉をよく耳にするようになったと思いませんか?

エゴサーチのエゴ、というのは自我という意味があり、サーチというのは検索という意味ですね。

つまりエゴサーチというのは自分で自分の名前を検索することです。

略してエゴサと言われることも多いですね。

誰しも自分がどんな評価を受けているのかは気になるところですし、悪口を言われていないか心配になることもあるでしょう。

そんなときエゴサーチをすれば、ネットで自分がどんな評価を受けているのかを知ることができます。

中にはエゴサーチをしているということを公言している芸能人もいますね。

例えば芸人で有名なノンスタイルの井上さんもエゴサーチをしていると公言しています。

彼はポジティブな性格ですので、ネットでどんなことを書かれていても前向きに捉えれているそうですよ。

しかし心が弱い人は極力エゴサーチはしない方が良いです。

ネットというのは本来、匿名で言いたいことを言いまくるだけの場所ですので、基本的に称賛より批判の方が多いです。

なのでエゴサーチをすれば大抵は自分の悪口を発見して落ち込む結果になります。

ちなみにキングコングの西野さんもエゴサーチをしているそうですが、「西野 天才」などで検索することで称賛コメントだけ抽出して気持ちよくなったりしてるそうです。

スーパーエゴとは

ここまでエゴについて詳しく説明してきましたが、スーパーエゴという言葉を聞いたことはあるでしょうか?

スーパーエゴと聞くとエゴがさらに強くなったような印象を受けますが、実はそうではないのです。

スーパーエゴのスーパーというのは超という意味で、スーパーエゴというのは「自我を超越すること」という意味です。

親から教わった道徳心のことをスーパーエゴというのですが、例えば「他人の物を盗まない
」とか「他人を殴ってはいけない」というルールを私たちは持っているのです。

このスーパーエゴがあることで、私たちは犯罪を犯すことなく社会に適応できているわけです。

しかしこのスーパーエゴの働きが強すぎると自分の本能的欲求が満たせなくなって、心のバランスがおかしくなってしまいます。

なのでルールを守るということと、自分が本当にしたいことのバランスを上手く保つことが大切になります。

 

いかがでしたか。今回はエゴの意味や恋愛のエゴなどについてご紹介しました。

エゴというのは誰しも内面に持っているものですが、他人に押し付けすぎてしまうと人間関係に支障を来たします。

この機会に自分の内面との向き合い方について考えてみてください。

この記事があなたの人生のお役に立てれば幸いです。