過干渉な親の特徴や意味とは?過保護との違いや対処法もご紹介!

言葉

あなたは過干渉という言葉を聞いたことがありますか?

よく「過干渉な親」と言いますが、これは子供に対して必要以上に関わろうとする親のことを言います。

例えば子供が外出するとき「どこに行くの?」とか「何時まで帰ってくる?」とかいちいち聞いてくる親がいますね。

もちろん子供がまだ小学生であれば、この物騒な世の中ですから心配になるのも当然でしょう。

しかし既に成人済にも関わらずいちいち誰とどこで何をするか追求してくるのは過干渉と言わざるを得ません。

過干渉な親は子離れができておらず、子供の自立を妨害していることに気づいていないのです。

子供がすでに社会人として働いているならもう立派な大人ですから、いくら実家暮らしでも子供を縛ることは極力避けた方が良いでしょう。

過干渉な親を持つと、「もう放っておいてよ!」と思わず叫びたくなってしまうものです。

確かに子供が心配なのはどの親も同じですが、実際親の気持ちというのは自分が親になるまで分からないものです。

ですから過干渉な親というのは子供にとってうざい存在であり子供扱いしないでほしいと思われてしまうのです。

そして過干渉というのは過保護とは少し意味合いが違ってくるのですが、そのあたりの意味をちゃんと理解できている人は案外少ないかと思います。

そこで、今回は過干渉な親の特徴や過保護の違いを解説してきます!

過干渉の意味

過干渉とは必要以上に関わることを意味しますが、一般的には子供に対する親の干渉を指すことが多いです。

親は子供のことを何よりも大事に思っていて、もちろん大切に育てようとしていますが、時にはやりすぎなくらい子供の行動を縛ろうとする親もいます。

親からすれば良かれと思ってやっていることでも、それが子供の負担になっていることは多いものです。

そして知らず知らずのうちに子供にストレスを与えていることに気づかないのです。

過干渉な親は子供がイヤがっていることでも無理やりやらせようとしたり、逆にやりたいことをさせなかったりして子供の行動をコントロールしようとします。

それは教育というより束縛に近く、子供にとっては息苦しいと感じてしまう原因になります。

限度を超えて関わる

もちろん親が子供に対して口出ししたりするのはどの家庭でも行われていることです。

子供というのは親からしつけをされることで常識を学び、社会に出てもしっかりと生活できるようになっていきます。

しかし限度を超えて関わるのは教育的に良くないですし、子供にとっても悪影響になってしまいます。

特に中学生や高校生なんて半分大人みたいなものですから、親からあれこれ口出しされるとストレスを感じやすいです。

親にあれこれ干渉されると、自分が認められていないと感じたり、生きづらさを感じて早く解放されたいといった気持ちになるのです。

どちらかと言うと母親に多いのですが、過干渉な親は子供との適度な接し方ができていません。

自分ではちゃんと教育しているつもりでも、実際は子供のやる気を奪ったり自立の邪魔をしています。

嫌な習い事を強要したり、子供の交友関係をコントロールすることはまさに過干渉な行動だと言えるでしょう。

過干渉と過保護の違い

過干渉に似た言葉として過保護という言葉がありますが、この二つは使い方やニュアンスが異なります。

過干渉は過剰に干渉することであり、子供の行動にあれこれ口出しします。

一方、過保護は子供のことを過剰に保護すること、すなわち甘やかしすぎるということです。

過保護な親は子供を愛するあまり子供のしたいことを何でもさせてしまうのです。

例えば子供が忘れ物をしたとき、それを学校まで届けにいくことは過保護だと言えるでしょう。

忘れ物をする度に届けていたのではいつまで経っても忘れ癖は直りませんし、しっかりと先生に叱られてこそ子供も成長するというものです。

何でも親にしてもらっていては、子供の自主性を育てることはできません。

過干渉も過保護も、育て方のバランスが悪いのは同じですが、過干渉は過保護と違い、子供が嫌がっていても干渉しますので、甘やかすのとはまた違うタイプです。

何かにつけて子供のところへやってくる親のことをヘリコプターペアレントと呼びますが、過干渉は子供のためというより自分が正しいと思っているからこそ、子供のことにあれこれと干渉してくるのです。

過干渉な親の特徴

子供に悪影響を与えてしまう親を俗に毒親と言いますが、過干渉な親は子供に干渉しすぎて子供の気持ちをしっかり尊重できていません。

そんな過干渉な親に育てられると、常に周りの目を気にしたり、自分で何もできない人間になって、上手く社会に馴染めない子供になってしまいます。

親のエゴで子供をコントロールすることは好ましい教育とは言えませんね。

では過干渉な親に共通する特徴や心理とは一体何なのでしょうか。

子供を支配したがる

過干渉な親は愛情を持って子供をしつけているように見えて、実際は子供のことを支配するような育て方をしています。

子供が電話しているときも、「誰と電話しているの?」といちいち干渉してきたり、子供のプライベートをやたら詮索するのです。

中には言うことを聞かない子供に罰を与えることで子供を無理やり自分の支配下に置くこともあります。

そういう育て方をされると、子供は自分の考えを素直に出せなくなり、親の目ばかり気にするようになります。

そして自己主張ができなくなっていつも不満を溜めこみ、常に監視されている気がして心が休まりません。

大人になっても人の目ばかり気にして他人の言いなりになっているのは親の過干渉が原因である場合もあるのです。

自分の価値観を押し付ける

過干渉な親は自分が正しいと思っている価値観を子供に押し付けます。

学歴を第一に考える親は勉強を頑張るように口うるさく言いますし、子供がやりたくもない習い事を無理やり続けさせることもあります。

自分の決めたレールを歩むように子供をコントロールして、子供の自主性や可能性を潰してしまうのです。

しかし親の考えというのは何十年も前の経験から培われたものであり大抵は古臭くて時代遅れな価値観です。

確かに昔は勉強を頑張って一流企業に入れば将来安泰だったかもしれませんが、現在は終身雇用が崩壊していて東芝のような一流企業でさえ大量リストラする時代です。

そう考えると必ずしも学歴が一番大事とは言えませんし、何より子供の才能というのは無限大ですから親がその芽を摘むようなことがあってはいけないのです。

もちろん親は子供より長く生きていますから、経験が豊富な分、自分の価値観が子供より正しいと思ってしまうことはあるでしょう。

しかし親が正しいと決め付けていることが必ずしも子供のためになるとは限りません。

子供が親の薦める職業を選んだ結果、適性がなくてすぐに辞めてしまうことだってあることでしょう。

そして価値観を押し付ける親は自分自身も親の言うことを聞いて育っていて、子供は親の敷いたレールに乗った人生を歩むのが当然と思っています。

しかしそのような固定観念は時として子供を苦しめます。

自由がないと感じたり生き方を強制されているように感じてしまいます。

もし子供が口に出さなくても、心の中では息苦しいと感じていることだってあるでしょう。

なので子供が本当にやりたいことはなんなのか?を第一に考えることが大切になるのです。

固定観念や常識の檻に子供を閉じ込めてしまうのは子供の意志を封じ込めることと同じです。

仮に子供が変わった考えや独特の価値観を持っていたとしても、それを尊重することが子供のためになることだってあるのです。

子離れできてない

過干渉な親は子供に精神的に依存しているところがあり、いつまで経っても子離れができません。

子供が可愛いという親心からついつい世話を焼きすぎてしまいます。

しかしそれが子供の精神的自立の邪魔になっていることに気づいていないのです。

もちろん高校生くらいまではほとんどの人が実家暮らしで、親が子供の面倒を見るのが当たり前という家庭も多いことでしょう。

しかし子供もいつかは親元を離れて暮らすときが来ますから、親もそれに合わせて子離れする必要があります。

子供が県外の学校に進学したり就職する場合は、実家から離れ、学生寮やアパートなどに一人で暮らすことになります。

そんなとき親は、子供がちゃんと自立して、自分の力で生きていけるように遠くから見守る必要があります。

一人暮らしの部屋に突然来て、子供がしっかりやっているか見に来たり、家事を手伝ったりするのは過干渉すぎるというものです。

子供が可愛いのはどの親も同じだと思いますが、いつかは親元を離れて生きていくのですから、親がそれを邪魔してはいけません。

確かに可愛い我が子が自分の手から離れていくのは寂しいですし、不安に思うこともあるでしょう。

しかしそんな時こそ親がしっかり子離れして子供の成長を見守る必要があります。

子供が巣立つタイミングで親が寂しくなってしまうことを子育てロスと呼びますが、過干渉な親は、今までが子育て中心の生活だったために子供から離れるのを恐れている状態と言えます。

しかし本当に子供のことを思うのであれば、子供が自分の足で歩いていけるように余計な口出しはせず、遠くから見守ってあげることが大切になります。

何でも先回りする

過干渉な親は子供がやろうとしていることを先回りしてやってあげたり、逆にやらないように口を出したりします。

親というのは子供より長く生きていますので、子供の行動や挑戦がどんな結果になるかある程度予測できるものです。

しかしだからといって子供が失敗しないように親が先回りして口出しするのは子供の為になりません。

子供というのは失敗を経験することで成長していくものです。

もし失敗を経験せずに大人になってしまうとミスを過剰に気にしたり挫折しやすい人間になってしまいます。

親に何でもかんでもやってもらっていては大人になったときに仕事ができない人間になったり、周囲と馴染めないといった問題が起こる可能性が高くなります。

子供のやろうとしていることを否定せず、自分でやらせてみることが大切なのです。

また、勝手に子供の部屋に入って掃除してあげたり、頼まれてもないのに色々と買ってあげることも子供の為になりません。

そうやって甘やかされて育った子供は将来苦労しますし、自分で考える力が備わっていないので社会で上手くやっていけません。

子供が自分の意思で考えて行動することは子供の成長の為に必要なものであり、親がその機会を奪ってはいけないのです。

否定的なことばかり言う

過干渉な親は子供の意見を否定して、子供を自分の思い通りにしようとします。

子供がやりたいことに対しても、「あなたにはできない」と決め付けてやらせなかったり、子供ができないと決め付けて課題を代わりにやってあげたりします。

子供の考えや行動を認めないようとせず、自分の支配下に置こうとするのです。

例えば子供に恋人にできても、「あの人はやめておきなさい」とネガティブな意見を押し付けて別れさせようとします。

子供の選択や望んだことさえも否定して、自分の価値観を押し付け、挙句の果てには「ここまで育ててやったのに」と恩着せがましいことを言う始末。

そんな風に親から否定的なことばかり言われて育った子供は大人になっても自分を認められず、自己肯定感が低い人間になってしまいます。

ずっと親の言いなりだったので本当の自分が何なのかも分からないまま。

自分で決断した経験がないので自分で何も決められず、いつも周囲の顔を伺って生きるようになります。

子供のことを心配するのは親として当然ですが、否定的なことばかり言われると、子供は自信を失ってしまいます。

過干渉な親への対処法

大人になっても口出ししてくる親に悩まされている人は意外と多いものです。

昔から過干渉な親に育てられると、いい加減自由になりたい!と思いますよね。

では過干渉な親にはどういう対応をすれば良いのでしょうか?

ここからは過干渉な親への対処法をご紹介します。

親と距離を置いてみる

自分の行動を監視したり口出ししてくる親にうんざりしている人は多いです。

しかし過干渉な親は自分の行動が正しいと信じていますので、しつこく関わってくるでしょう。

そんなときは親となるべく関わらないようにすることが効果的です。

なるべく連絡を取らないようにして、その状態に慣れさせて行きましょう。

もし電話されても無視して、必要最低限の連絡だけ取るようにします。

過干渉な親は子供に依存している状態なので、半ば無理やり距離を置いた方が良いです。

実家暮らしの人であれば一人暮らしをするのが一番ですね。

過干渉な親は子供と距離が近すぎるのが問題ですので、離れている時間を長くすることでだんだん子離れができるようになります。

しかし一人暮らしは思ったよりお金がかかりますので、貯金があまりない場合は、まずは就職やバイトでお金を貯めてから家を出ることをおすすめします。

自分の気持ちを伝える

過干渉な親は子供が息苦しい思いをしていることに気がついていません。

今まで親の言うとおりにしてきた人は、ずっと自分の気持ちを溜め込んで我慢しているのではないでしょうか。

それでは結局、親の価値観を押し付けられる一方になってしまいます。

もし親に本音を話したことがない場合は、一度自分の気持ちをはっきりと伝えた方がいいかもしれません。

もちろんそれによって喧嘩や口論に発展することもあるでしょう。

なにしろ過干渉な親は自分が子供に対してしていることが正しいと信じているのです。

しかしはっきりと伝えなければ何も変わらないままですし、子供が負担に思っていることを知ることで何かしら関係性が変わるきっかけになるかもしれません。

子供の帰りが遅いといちいち連絡してくる親がいますが、こういった行動もしっかりやめて欲しいと伝えなければずっと繰り返されることでしょう。

ずっと親の過干渉に我慢することは精神衛生上良くないですし、中には心や体を病んでしまう人もいます。

なので親の過干渉に悩んでいるときは、まずは親にはっきりとイヤだという気持ちを伝えることが大切なのです。

親の言葉は無視

過干渉な親は子供が自分の言うことを聞いて当たり前と思っています。

子供の交友関係や服装、進学先などあらゆる面で口出ししてくることもしょっちゅうです。

しかしそれら全てを真に受けていたのでは心が病んでしまいますね。

親の言う言葉なんて案外その場の気分によって変わりますし、一貫性のないことも多いです。

さらに過干渉な親は子供の気持ちなんてロクに考えていません。

口では「あなたのためを思って」と恩着せがましいことを言いますが、実際は自分の価値観を押し付けたいだけなのです。

なのでそんな言葉はさらっと受け流して気にしないようにした方が良いでしょう。

過干渉な親は子供の意見に聞く耳を持たないことも多いので、親が変わることは諦めて自分を変える努力をした方が賢明です。

過干渉な親に対してはスルーを決め込むのが有効であることはよく知られていることです。

まずはスルー力を身につけることが、過干渉な親に影響されないようにするコツなのです。